おんぱく写真部レポート
岐阜市北西部、岐阜大学にもほど近い黒野には安土桃山時代から江戸時代にかけての16年間、黒野城がありました。その研究をされているのが今回の案内人「黒野城と加藤貞泰公研究会」のみなさんです。
春には桜の名所としても親しまれている黒野城跡公園。堀と土塁が残っており、まずは土塁の上へ。歴史に思いを馳せながら城下、そして鵜飼山を見渡しました。
堀も散策路が整備されており水辺へ降りることができます。水が干上がっていることも多い堀ですが今日はいい景色!曼珠沙華の花もきれいです。
場所を移して西垣果樹園さんへ。なんと、西垣さんの畑では縄文土器がたくさん発掘されているのです。右の縄文人姿の西垣さんは中学生の頃に土器を発見。それらは博物館で保存されているのですが、手元に土器を置いておきたいとさらに発掘を進められ、ご自宅はまるで資料館のよう。
右の大きな壺も出土した破片をつなぎ、復元したもの。西垣さんの縄文時代への情熱を感じますね!
説明を聞いた後には近づいて見せていただきました。ガラスケースに入っていないものは手に取らせていただいたり、なんとも貴重な体験でした。
縄文のお話から一転、梨のお話と食べ比べです。西垣果樹園さんでは8種類の梨を作られていますが8月から9月に採れる5種類をいただきました。
どれが美味しかったですか?という人気投票の場面。「秋月」という品種が甘みも強くて人気でした。西垣果樹園さんでは梨と柿を作っていらっしゃいます。うかがえば、直売もしてくださいます。
途中ですが、こちらで集合写真。あれれ、西垣さんの他にも縄文姿の方がいらっしゃいます!そうなんです。こちらに移動してまず、縄文コスプレのサプライズがあったのでした。梨を囲んで交流もして、みなさん笑顔があふれています。
さらに足をのばし、鵜飼山のふもとへ。こちらには立派な門構えのお宅があり、周辺を歩きました。歴史を飛び越え、梨も堪能したまち歩き。女子大生も参加者の方と積極的に話しながら歩く姿が印象的でした。みなさんも黒野を探訪してみてはいかがでしょうか。(018 くま)