おんぱく写真部レポート
岐阜と茶の湯はとってもご縁があるのです。かつて「井口」(いのくち)と呼ばれていたこの地を「岐阜」と改めた信長は、茶の湯を大変好みました。信長入城450年を目前にして、「茶の湯」の視点から歴史に触れるプログラムでした。
案内人は山田ぽん子さん。岐阜出身京都在住の茶の湯女子です。そして場所は、川原町の町屋にお店を構えるcafe&wine池戸さんです。足を踏み入れるだけで歴史を感じられる素敵な場所です。レクチャーと呈茶の二部構成。まずは一階の蔵でレクチャーです。
レクチャーは、池戸さんのフレンチトーストとお好みのドリンクをいただきながら。
まずはフレンチトーストに舌鼓!
耳はしっかりとレクチャーへ。茶事のキホン 懐石のお話茶碗のお話信長のもてなしのお話…写真などの資料も交えてお話しいただきました
場所を二階へ移し、ぽん子さんの点てるお茶をいただきました。お菓子は宣教師ルイス・フロイスが信長に送ったと記録が残る金平糖。京都の金平糖専門店のものをご用意いただきました。
お盆をつかったお点前です。美しい所作で、見入ってしまいます。
茶碗の下にあるのが「天目台」です。台天目のスタイルでお茶を味わいます。
お茶をいただくことでさらに会話がはずみます。
最終回だけですが、お茶碗をゆっくり拝見しました。県内に全国屈指の焼物の産地も有する岐阜は、茶の湯を楽しむには、やはりいい場所ですね。茶の湯の歴史を知ることで、これまでとは違った角度から岐阜の歴史に触れることができました。(018 くま)