おんぱく写真部レポート
色とりどりのカラフルなガラスでできたとんぼ玉。とんぼのめだまはみずいろめがね~あーおいおそらをとんだから~の歌にあるように、色とりどりに輝くその様から「とんぼ玉」といわれているようです。今回は、そんなとんぼ玉のサイドの飾りをつくっていきます!
会場となるのは、秋晴れのもと、とっても気持ちの良い空間。岐阜市唯一の国宝を有する護国之寺のはなれ、阿字観道場です。案内人のとんぼ玉作家・沓名さんとともに、古代のとんぼ玉が出土した船木山古墳の会の方々も。なんと、護国之寺の住職と古墳の会の方は、高校時代の同級生!おんぱくでつながるなんてステキなご縁です。おんぱくフラッグの上には縄文土器も。
さて、いよいよオリジナルで自分好みのとんぼ玉ネックレスをつくります!まずは、メインとなる大きいとんぼ玉をチョイス。色々あって、迷います!そこに、カラフルな小さめのサイドビーズといわれるガラスの玉を組み合わせていきます。透き通るような色や発色のしっかりしたもの、淡い色のもの。色々あって、とってもキレイ!
なんとなく、配置やデザインが決まったら、いよいよバーナーワーク!先生が用意してくれていたもの以外に、自分で形も色も模様も好きにつくれます!まずは、先生によるデモンストレーション。
このような棒状のガラスを専用のバーナーで1000度近くまであたため、溶かしていきます。そして、ガラスも色が変わり、とろ~りとなったら好きな形に成型していきます。プルプル手が震えそうな、とても繊細な作業。
しっかりあたたまってなかったり、急にバーナーの火からはずしたりするとガラスが温度差に耐え切れずパーンとはじけとぶ場面も。それでも、皆さん、とっても器用!どんどん上手にしっかり使いこなしていらっしゃいました。私は、個人的には絶対できないなぁ~と思ってみていました。
何度もガラスを溶かしていくうちにアイディアもどんどん湧いてきました。とろりとなったガラスをステンレスの棒に巻き付けていきながらつくります。勾玉、2色使い、ストライプ、水玉模様、などなど。古墳の会のかたは、「僕はこれができるようになるまで1ヶ月かかったのに、皆さん1日ですごい!」と感動していらっしぃました。
そして、ついに完成!みなさんとってもカラフルでステキなとんぼ玉ネックレスができました。
最後に、とんぼ玉ネックレスを身につけて記念撮影。前から持っているかのように、皆さお似合いです!
こんなステキなとんぼ玉がはるか昔にもつくられていて縄文時代の人々はとっても個性的に装飾品として身につけていた。先人の知恵はすごい、と思うとともに、今も昔もオシャレを楽しむ気持ちは変わらないのかな、と古代人を身近に感じた1日でもありました。(020 : NAO)