おんぱく写真部レポート
長良川温泉老舗旅館・十八楼さんのレストラン『時季の蔵』にて、料理長の実演から学ぶ料理講座。おんぱく初年度から開催され、空席の待ちの方もいるほど人気のプログラムです。毎年開催されていますが、メニューは毎年違ったもの。今年のテーマは、『健美食』。
体の内側を改善し、本当の健康と美を手に入れましょう!
案内人は、十八楼の料理長である、西岡功さん。さすが、食材を刻む時間もあっという間。手つきが違います。しかしどんどん進んでいってしまうのではなく、その都度、家庭でやる場合のコツなどアドバイスしてくださいます。
それにしても老舗旅館の料理長から料理を教われる機会って、なかなかないですよね!
まず教わるのは、『万能 鶏そぼろ味噌』。血行を良くし体を芯から温める生姜や、同じく体を温め疲労回復や滋養強壮の効果もあるニンニク、コレステロールの低下、老化防止などに効果がある味噌、などを使います。みなさん真剣にメモを取っています。
料理の最中も、家庭で作る時の困りごとなど、参加者さんからどんどん質問が飛び出します!西岡料理長は、手を動かしながらでも答えてくれる!へぇ〜!と思う事ばかりでした。
そうこうしているうちにあっという間に鶏そぼろ味噌が完成し、更にその味噌を使ったアレンジ料理3品が出来ました。この3品は本当にあっという間で、しかも仕上げの白髪ネギなど、盛り付けも美味しそう!こんなに素早く、美しく料理ができたらいいなぁ〜と思いました。特に中華麺に乗せたものにそそられました。。
もう一品教わったのは『秋味(きのこ)五目土鍋炊き込みご飯』。この時期炊き込みご飯を作る方は多いでしょうから、何か美味しくなるコツが知れたら嬉しいですよね。写真は、おこげを作る時に土鍋から パチパチ と聞こえる音を聞いているところです。
こちらも完成!いい匂い!!炊飯器も便利ですが、土鍋で吹きこぼれないコツも教えてもらったので、家でも土鍋で炊いてみよう!と意気込んでいた方がたくさんみえました。
ちょうどお昼になり、お腹が減ってきたところで一日限定!おんぱくスペシャルランチをいただきます。
お2階のテーブルにはすでにこんな美しい前菜(飛騨牛・おくら・山芋の山葵和え、岐阜こまつな・しめじのお浸し、いくらの醤油漬け、岐阜県特産米 美濃ハツシモを使ったサーモン昆布〆ちまき寿司、揚げ銀杏、絹担ぎ芋、海老艶煮、百合根栗きんとん)食前酢(ぶどうとブルーベリーのお酢)口代り(柿・海月・零余子 銀杏・すだれ麩の白和え)が並べられていました。
それから順番に、吸物(薬膳風壺蒸し)向付(お造り盛り合わせ)焼物(烏鰈の西京焼き 焼き栗 里芋田楽)蒸し物(南瓜まんじゅう 焼き目舞茸)食事(五目炊き込みご飯)留椀(焼き茄子・油揚げの赤だし)香の物(飛騨紅かぶ漬け 茄子浅漬け いぶりがっこ)デザート(栗プリン フルーツ添え)と、どれも本当に美しくいい香り!
時季の蔵は、約120年前の土蔵を移築したとても雰囲気ある建物。参加者の皆さんはゆっくりとランチを楽しみ、一品一品写真を撮られたり、お料理を目でも楽しんでみえました。「講座は、家庭でも作りやすく応用範囲の広い料理を選んでいただいたので、役立てたい!」「ランチに季節感があり、美味しくて幸せだった。」など、大満足の声が聞こえてきました。勉強もできて、美味しい料理も味わえて、健康で美しくなれるなんて、最高ですね。(002 吉田)